【工業簿記】部門別計算の計算方法を練習しよう!電卓の使い方も解説

2級 工業簿記

前回は部門別計算の概要について計算しました。
今回は具体的にどのように計算するのか見ていきましょう。


部門別計算は特に計算量が多いのでどのように効率よく計算するのかがポイントです。

具体的には電卓の【×】【×】を使うのがおススメです。
タカ
タカ

【×】【×】とは「かける」を2回続けておくことです


今回のポイント
部門別解散の計算方法
・製造指示書への配賦
・差異の処理


今回のブログを最後まで読んでいただけると難解な部門別計算の方法が身につきますよ。


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部門別費の具体的計算方法


そろばんを使っている男の子のイラストです。


例 以下の資料にもとづいて、き製造間接費部門別配賦表を完成させなさい。なお、補助部門費の製造部門への配賦は①直接配賦法、②相互配賦法によって行う。

【資料】

(1)各部門費

(2)補助部門費の配賦基準

解答

①直接配賦法



修繕部門費 
直接配賦法のため修繕部門費を第1製造部門の5回第2製造部門の4回で按分する。
第1製造部:4,500×5回/9回=2,500
第2製造部:4,500×4回/9回=2,000


工場事務部門費 
直接配賦法のため修繕部門費を第1製造部門の10人第2製造部門の5人で按分する。
第1製造部:2,430×10人/(10人+5人)=1,620
第2製造部:2,430×5人/(10人+5人)=810


②相互配賦法



※第1次配賦(自部門以外に配賦)

修繕部門費
第1製造部門:4,500×5回/10回=2,250
第2製造部門:4,500×4回/10回=1,800
工場事務部門:4,500×1回/10回=450


工場事務部門
第1製造部門:2,430×10回/18回※=1,350
第2製造部門:2,430×5回/18回=675
工場事務部門:2,430×3回/18回=405

※自部門以外なので、10(第1製造部門)+5(第2製造部門)+3(修繕部門)になる


※第2次配賦(第1製造部と第2製造部のみに配賦)

修繕部門費
第1製造部:405×5回/9回=225
第2製造部:405×4回/9回=180


工場事務部門費
第1製造部:450×10人/15人=300
第2製造部:450×5人/15人=150


ニャット
ニャット

計算量が多くてしんどいね…
計算間違いしそう…

タカ
タカ

この場合は電卓の【×】【×】を使ってみてください。
先に割り算をして【×】【×】を使えば、素早く計算できます。

ニャット
ニャット

そうか、分母は同じだからね。
電卓の使い方は昔の電卓講座でやったね。
下のページを参照してね。

【簿記での電卓の選び方・使い方解説!】電卓マスター講座
皆さんは簿記の勉強で効率的な電卓の使い方ができてますか? 実は電卓には単純な計算だけでなく様々な機能が備わっています。 ここでは電卓の選び方から便利機能の一部を紹介したいと思います。 今回の内容を最後まで読んでいただければ、電卓の選び方・打ち方・様々なキーの使い方が理解できます。


相互配賦法の書き方



ポイント
補助部門費の部門費(横計)第1次配賦の合計欄(縦計)に記入
第1次配賦の補助部門の合計(=第2次配賦額)第2次配賦の合計欄(縦計)に記入


製造部門費の各製造指示書への配賦


カンペを出す人のイラスト


例 以下の資料に基づいて直接配賦法によって計算した製造部門費を各製造指示書に配賦しなさい。なお、配賦基準は直接作業時間による。


(1)直接配賦法により計算した製造部門費


(2)当月の直接作業時間


解答

※1 第1製造部門
   NO1 20,000×300時間/(300個間+200時間)=12,000
   NO2 20,000×200時間/(300時間+200時間)=8,000


※2 第2製造部門
   NO1 15,000×180時間/(180時間+120時間)=9,000
   NO2 15,000120時間/(180時間+120時間)=6,000


製造部門への差異配賦

ブラック工場のイラスト


例 以下の資料にもとづいて直接配賦法によって計算した製造部門予算額(年間)を各製造指図書に配賦しなさい。配賦基準は直接作業時間による。

(1)直接配賦法により計算した製造部門費

(2)年間配賦基準(直接作業時間)

第1製造部門:250時間、第2製造部門:125時間

(3)当月の直接作業時間

解答


第1製造部門費の予定配賦:50,000÷250時間=@200
第2製造部門費の予定配賦:25,000÷125時間=@200

※1 第1製造部門
NO1 200×50時間=10,000
NO2 200×30時間=6,000 

※2 第2製造部門
NO1 200×40時間=8,000
NO2 200×35時間=7,000


月末の処理


締め切りに追われる人のイラスト(男性会社員)


例 上記の製造部門費の当月実際発生額は第1製造部門費が¥15,000であり、第2製造部門費が¥15,000であった。仕訳をせよ。


解答


        (第1製造部門費)3,000 (製造部門費配賦差異)3,000
        (製造部門費配賦差異)2,000 (第2製造部門費)2,000

注):求め方は「予定ー実際」を忘れずに!

第1製造部門費 18,000ー15,000=3,000(有利差異、貸方差異)
第2製造部門費 13,000ー15,000=△2,000(不利差異、借方差異)


タカ
タカ

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