・簿記2級は独学できます
簿記3級の勉強を修了した方は以下の様に思っている方もいるともいます。

次は2級に進みたいけど、2級の試験内容が大幅に増えた上に難易度が上がったから、独学じゃ無理だよなあ…。
しかし、安西先生の言葉を言わせてください。

あきらめたらそこで試合終了ですよ。
私は現在の2級の内容でも独学は可能だと言い切ります。
・最終的に勉強するのはあなたです。
仮に簿記スクールや予備校に行ったとしても最終的に勉強するのは貴方自身です。
会計士レベルの内容ならともかく2級では簿記スクールや予備校はあくまでサポート的なものです。
学生の方ならともかく、働きながら勉強していらっしゃる方は定期的に予備校に通うのはなかなか厳しいのではないでしょうか?
でしたら割り切って独学という道を突き進んでもいいかと思います。
・新範囲の感想
私も商業簿記の新範囲をざっと見ました。

感想としましては「これ1級の範囲か?」と思いたくなるようなものです。
しかし一方で私はこうも考えます。

範囲は広くなったけど難易度はかわらないのでは?狭く深くから、広く浅くへ変わったのでは?むしろ、ポイントさえ抑えれば点はとれるのでは?
特に公認会計士の短答式試験はこのパターンです。
範囲はものすごく広いですが、基本的な内容をしっかり押さえておけば解ける問題が多いです。
ただし、基本的な問題であってもその内容のレベルは高いです。
現在の2級の内容もこのパターンだと思います。
レベルは高くても基本的な内容や解き方を理解しておけば解ける内容になっていると考えています。

実際過去問を解きましたが、内容は基礎的な素直な問題でした。
・勉強期間は半年が目安

私の過去の経験から2級の商業簿記と工業簿記を一周するには半年が1つの目安になります。
私自身、過去の範囲の2級ではありますが半年の勉強で合格しました。
・2級の合格の鉄則
2級の合格の鉄則はいかに工業簿記で点数を稼ぐかです。
もともと商業簿記では点は取りにくいうえに、範囲も新しくなりました。
一方、工業簿記は内容の性質上0か100になりやすいです。
工業簿記で満点の40点を取ることは無理でありませんし、取れれば商業簿記は半分の正解できれば合格できます。
・なにより大切なのは勉強するモチベーションと環境

働きながら勉強する方にとって大切なのはモチベーションの維持です。
半年という長い期間勉強しようというのであれば自らを勉強の環境に置く必要があるとおもいます。
合格後の自分をイメージすることが重要です。

合格したら、大金持ちになって、女の子にモテモテで…。
グヘヘ。

簿記2級にそんなチカラはありません。
・2級を所持すれば立派な会計人
2級の内容がすべて理解できればかなり高度な会計が身についたと自信をもっていいのではないのでしょうか?
特に商業簿記の新範囲を網羅していれば新聞の経済欄は会計的観点からほぼ理解できます。
コメント