社会人で現在は働いている方の中には経理への転職を希望している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

私自身経理へ転職した身として転職のノウハウを皆さんと共有できればと思います。
しかし、なかには

経理の経験がなかったら転職は厳しいんじゃないの?
志望動機がなかなか思い浮かばない・・・
という方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
そこで今回は私自身の経験をもとに「経理への転職」を方法を考えたいと思います。
経理を目指したのは人見知りだから…
以前私はとある企業で営業をしておりました。
もともと人見知りである私は毎日、毎日知らない人と話したり、セールストークをすることに強烈にストレスを感じていました。


今後こんなことを何十年も続けていくのかと不安になりました。
そこで、営業以外の生き方を考えたときに思いついたのが「経理」でした。

個人的には「経理」転職したことはほんとによかったと思います。
ホントは会計士になりたかったのですが…。
こんな人が経理にむいてる?!

ではどんな方が経理にむいているのでしょうか?

究極的にはどんな方でも毎日仕事をしていれば経理に向くようになります。

は?
これだけでは、なんの指針にもならないので、私の考える経理のメリット・デメリットから分析してみましょう。
知らない人と話す機会が少ない。
専門知識を持っているので比較的転職が楽
人間関係が比較的閉鎖(特定の人とのみ仕事をする機会が多い)
知識がモノをいう職場(会計基準や会計方法について常に勉強が必要)

「いろんな人と接する仕事がしたい」といった方で、上記の環境で仕事をするのがつらい方は経理に転職・就職したとしても長続きしないと思います。
転職への自己分析

経理へ転職を希望したとしてまず最初にするのは自己分析でしょう。
では、どのように分析すればいいのか?

私自身が転職するときには以下のマトリックス図を使って自身をゆっくり分析してみました。
例えば以下の通りです。
①私は以前営業をしておりましたが、そのなかで社会における数字の大事さを実感しました。
②そこで私は働きながら簿記の勉強をし、独学で簿記2級を取得しました。
③簿記の勉強をする中でこの知識を社会の中で生かし、実務に従事することで自身をさらなるステップアップさせたいと思いました。ステップアップをすることで御社に貢献していきます。
④現在の簿記2級は以前の2級と比較して難易度が大変上がっており、実務をこなすための簿記の知識は十分に有しているとおもいます。
また、御社での実務に必要な知識は業務に従事して勉強していきます。
内容を分析してみましょう。

ここでは簿記を勉強するに至った経緯ですね。
実際にどのようなことをし、なぜ簿記に惹かれたのかをまとめます。
簿記や経理の社会的重要性なんかもおり混ぜるといいと思います。

私は他にも「借方と貸方の2つで世の中のすべての経済活動を著せるところに惹かれました」なんてことも面接で言ったこともあります。

①で感じた結果、経理におけるどのような知識を得たのかをまとめましょう。
簿記の取得をPRをするのがベターでしょう。

他の方法もあるでしょうが、資格は知識の保有を客観的に証明してくれるので資格のアピールがいいと思います。

また、「私は働きながら簿記の勉強をし」ということで、簿記の取得に対し熱意をアピールできますね。

ここでは②を経た結果、経理へ転職を希望するにいたった理由ですね。
簿記の知識を実務で生かしたいので経理へ転職したいというものです。

決してネガティブなことは言わないようにしましょう。
転職の理由はポジティブなものにしましょう。

ポイントは知識を社会や会社で生かすことで自身がステップアップできること。
ステップアップして会社に貢献できるようになることです。
そして、志望した会社でなければならない理由も入れましょう。

知識は活かしてなんぼですね。
そして私を雇うことで御社にメリットがありますよというアピールです。
また、御社での実務に必要な知識は業務に従事して勉強していきます。

③でアピールしたことの客観的な証明、理由ですね。
簿記2級を持っているから実務をこなすことで御社に貢献できるという内容です。

現在の簿記2級は難易度が非高いということも多少大げさにアピールしときましょう。

ポイントは、今後も勉強をしていきますという熱意のアピールです。
勉強はこれからも続いていきます。
面接前には財務諸表をチェックしよう

現在はどの会社も自社のホームページで財務諸表を計上している時代です。
そのため面接で以下の様に聞かれるのはたやすく想像できますね?

「弊社の財務諸表はご覧になりましたか?どのように思いましたか?」
ではこのような質問にどのように答えるべきでしょうか?
BSについては会社の意思決定が反映されるものです。
そのため「借入金が多いですね。」なんて言うと大きなお世話と捉えられる恐れがあります。
そのため、PL項目の以下のような無難な答えがいいように思います。

「○○費が収入と比べて多少多いように感じました。」
なので、内容はあまり重要ではなく財務諸表を見たという結果が重要です。
転職サイトはどこがいいのか?

世の中には様々な転職サイトがあります。

「転職サイト」と検索すると無数のサイトが出てきますね。
中には、経理専門の転職サイトなんていうものもあります。
ではどのサイトに登録することがいいのでしょうか?

経理専門の転職サイトに登録したほうが効率がいいんじゃないの?

こういったサイトは経理業務について長年の経験があり、さらに知識も求められます。
要はハードルが高いですね。
このようなサイトを使う企業側も経理のプロフェッショナルを期待しているとおもいます。
そこで我々のような転職ではとにかく数をこなすしかありません。
転職で最も重要なこと

とにかく何でもいいから転職しなきゃって焦ってしまうと、相手側に足元を見られてしまいますし、長く続く転職ならないと思います。

もちろん、最初に出った会社が自分にとってベストな会社であれば何もいういうことはありません。

皆様の転職がうまくいくことを願っております。
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