ここまで、当サイト(タカボキ!)では様々な簿記の解説をしてきましたが、簿記の勉強は順調でしょうか?
当サイト(タカボキ!)を御覧のかたには簿記の点数が伸び悩んだり、結果が出なかったりしている方、またはスランプに陥っている方もいるのではないのでしょうか?
今回は私の会計士受験生の経験から簿記の苦手な人の特徴・点数が伸びない・結果がついてこない時の特徴をピックアップしたいと思います。

この内容に心当たりがあれば、しっかり修正してスランプから脱出しましょう。
①仕訳の暗記
これは特に初心者のかたに多い悩みではないでしょうか?

これまで何度も書いてきましたが、簿記で暗記は基本的に必要はありません。
暗記に頼ると試験の本番で足元をすくわれたり、多少ひねった問題ではまったく役に立たなかったりします。
もっとこわいのは度忘れです。これに陥ればまったく問題が解けない状態になります。
とはいえ、確かに難しい内容であれば暗記に頼りたくなる気持ちはわかります。

特に時間のない社会人の方ならなおさらですね。
しかし、暗記にかける時間はまったくの無駄です。
暗記頼りの簿記の勉強から抜け出しましょう。
勉強でもっとの重要な意外なものとは!?
もし現在勉強している内容が理解できないのであれば、きっぱりプライドを捨てましょう。
そして重要なことは最初の内容に戻ったり、級をさげてインプットをし直すことです。

勉強をするうえでプライドが意外と邪魔になったりします。
という方もいるのでないのでしょうか?
私も会計士の勉強をしている時の「簿記3級の復習かよ?」って思った時もありました。
実際、簿記3級のテキストを見直すと「伝票会計」が頭の中からすっかり抜けていました。
このような場合もあるので、勉強では素直になることが重要ですね。
仕訳は「言葉」です。
暗記するよりもしっかり使いこなせるにしましょう。
・暗記に頼らずしっかり内容を理解することを重視した勉強を使用
・余計なプライドをすてて、「素直」に勉強しましょう
②テクニックに頼りすぎ
これは初心者よりも中級者の方に該当する内容かもしれませんね
テクニックにたよるあまり本質を見失ってしまうことはよくあることです。
その結果、仕訳が書けなかったり、違った聞き方をされたりすると対応ができなかったりします。

皆さんはテクニックの情報ばかり収集する「テクニックコレクター」になっていませんか?
しかし、テクニックには即効性があったり、該当する問題には一発で問題が解けたりします。

一概にテクニックは不必要とは言い切れません。
私も様々なテクニックを使って問題を解いてきました。
テクニックコレクターから脱出する方法とは!?
このテクニックコレクターを自覚したときは一回テクニックに頼らずにきちんとすべての仕訳がきちんと書けるのか確認しましょう。
またテクニックの方法がなぜこうなっているのか自分自身で確認してみましょう。
ここで、考え方や仕訳があいまいな場合は要注意です。

その場合はもう一回戻ってしっかり復習をしましょう。
会計士の勉強を本気でしていた私は自身でいくつかのテクニックを編み出したりしていました。
このように、テクニックは諸刃の刃であることを再確認しましょう。
・テクニックに頼らず仕訳がきっちりかけるか確認しよう。
③間違った内容を分析しない
間違った問題をそのままにしておいて点数が上がるわけがありません。
試験で重要なのは同じ問題が次出されたときに絶対解けるようにすることです。

同じ間違いを重ねていると試験には絶対合格できません。
しかし、「間違った」ということに対して必要以上に落ち込む必要はありません。
このシグナルにきっちり反応しましょう。
自分の中で、感情に流されず「ああ、間違ったのね」というぐらい割り切ったほうがいいかもしれませんね。
「間違い」の分析方法
重要なことは間違った「数」に反応するのではなく間違った「内容」に反応しましょう。
間違う理由としてはインプットの間違いとアウトプットの方法の間違いしかありません。
インプットができていないのであればテキストや当サイト(タカボキ!)を復習をし、どこが理解できていないのか自覚しましょう。
アウトプットができていないのであれば、計算方法の再確認をしましょう。
また「計算間違い」をしたのであれば、どのようにすれば計算間違いをしないのか?計算間違いしない解き方はないのか?を考えてみましょう。

計算間違いを軽く見るのは厳禁です。簿記では1でも合わなければ×です。
電卓の使い方も合わせて見直しましょう。

特に試験前には「間違った」解答をみてその内容が単純ミスでなければ落ち込むのではなく、むしろ「よかった」とおもいましょう。
なぜなら「間違った」問題はあなたがこれからまだあなたが伸びる可能性を含む内容だからです。
・間違った数ではなく質に注目して復習しよう
・インプットが必要な場合はテキストや当サイト(タカボキ!)を復習しましょう
・アウトプットの復習が必要な場合は計算方法を確認しましょう。
④毎日問題を解かない
皆さんは簿記の問題に毎日触れていますでしょうか?

簿記は「社会人の共通言語」といわれています。
言葉ならば毎日接しないで、しゃべれるようにはなりません。
特に社会人の方は忙しくて休みの日にまとめて勉強しようという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、休みの日の土日に解いたとしても平日の間にまったく問題を解かなければ、その土日の努力はまったく無駄になってしまいます。
しかし、毎日問題を解くといっても別に毎日総合問題を解く必要はありません。

「仕訳」は毎日接しないと「仕訳」の感覚をつかむことができません。
この感覚というのは意外と馬鹿にできません。
難しい問題になればなるほど意外とファーストインプレッションの感覚が後からくる理屈よりも正しいことがあったりします。
しかし、このファーストインプレッションはしっかり努力をした人が自身で言語化できないものだったりします。
そうはいっても、社会人の方はなかなか時間が取れない方もいらっしゃると思います。

しかし、隙間時間というのは意外と多く存在します。
例えば、通勤時間、電車の待ち時間、昼休み、寝る前の時間など探せば多く隙間時間はあります。
体調管理は最も重要な試験対策
隙間時間にしっかり努力をすることは重要ですが、極端に睡眠時間を削減することはおすすめしません。
眠たい状態では脳みそは働きませんし、せっかくの勉強の時間が無駄になります。
また、試験で万全の状態で挑むことは最も重要な試験対策といえます。

健康状態を保つことは重要で試験対策です。
・毎日「仕訳」に接しましょう。
・体調管理は最も重要な試験対策
⑤点数をみて落ち込む
初心者の方はテストや本番形式のテストを受けて自分の点数の低さに驚くのではないでしょうか?
そもそも、人の頭は忘れるようにできています。
忘れるようにできているからこそ新しいことを覚えることができます。

詳しくは下記のサイトを参照してね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%98%E5%8D%B4%E6%9B%B2%E7%B7%9A
特にまじめな方ほど点数が伸びなくてやめてしまう方が多いのではないでしょうか?
私も簿記1級や会計士の勉強を始めたころはテストの点が伸びず、0点を取ったことも数知れずあります。
しかし、最終的には簿記1級に合格し、公認会計士の短答式試験に合格しました。
個人的に勉強時間と成績は正比例的に伸びないと考えています。むしろ指数関数的に伸びると思っています。
つまり、ある時点までは勉強に時間をかけても点数がのびず、ある時点で点数が爆発的に伸びると思っています。

多くの人は、結果が目に見えて現れるまでにやめてしまう人が多いようです。
予備校の会計士講座は講座が始まった時点では教室に満員の生徒がいたりしますが、結果が見えずにやめていく生徒が非常に多いです。
すごくもったいないと思いませんか?
せっかく、勉強の気持ちに燃えていたのに、目の前の成績がついてこないばかりに勉強の機会を自ら捨ててしまっているわけです。
努力の方法が正しいならば結果は必ずついてきます。
目の前の点数に惑わされる必要はありません。

とにかく自身の合格を信じて毎日努力を積み重ねることが合格への最短距離です。
・点数を気にする必要はなし!
・重要なことは自分を信じて毎日コツコツと努力を積み重ねること
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