前回は工業簿記の中でも第4問で聞かれそうな問題を掲載しました。


また、見ていない方はぜひみてください。
特に簿記2級の受験生の方が苦手そうな問題を選んでみたので、受験生の方は力試しでぜひ解いてみてください。

問題が解けなくても復習すれば大丈夫ですので、力まずに解いてみてください。
問題1 等級別原価計算
当社は等級製品を製造しており、等級別原価計算を採用している。また、当月の資料はいかに示した通りである。よって、下記の各問に答えなさい。
【資料】
1,生産及び原価データ
2,その他の計算データ
(1)減損はすべて正常なものであり、工程全体において平均的に発生している。
(2)原料はすべて工程の始点で投入されており上記1の( )内は加工進捗度を示している。なお、月末仕掛品は平均法で評価すること。
(3)解答上端数が生じた場合は円未満を四捨五入すること。
問1 単純総合原価計算のように計算し完成品原価を各等級品に按分し各等級品の原価を計算せよ。
問2 当月製造費用を等価係数を用いて各等級品の原価を計算せよ。
問題2
下記の資料により問に答えよ。
【資料】
1,標準原価カード(製品1個あたり)
2,生産実績 ( )内は加工進捗度を示している。
3,当月実際発生額
直接材料費:262,000(4,950kg)
直接労務費:178,000円(4,800円)
製造間接費:490,000
4,当月の製造間接費予算式(公式法)
y=30x+300,000円 ただし、x:操業度 y:予算額
5,標準配賦率 80円/機械作業時間
6,当月実際機械作業時間 6,200時間
7,原料はすべて始点に投入されている。
問 パーシャルプラン・シングルプランによる仕掛品の記入を行いなさい。ただし、能率差異は固定費部分を含む方法によること。
問題3
下記の資料により各問に答えよ。
【資料】
1,生産に関する資料
2,原価に関する資料
(注1)製造間接費は公式変動法予算により予定配賦している。予算額は変動費4,625,000円、固定費7,500,000円である。
(注2)製造間接費実際発生額は11,920,000円(実際操業度の80%)であった。ただし、固定費発生額は予定通りであった。
3,その他
(1)製品販売量は102,000個、販売単価は1,200円/個であった。
(2)期首製品数量は5,000個であった。
(3)販売費及び一般管理費発生額は28,000,000円(うち固定費は15,000,000円)であった。
(4)直接費はすべて変動費である。
(5)期末製品および期末仕掛品の評価は先入先出法による。
問1 全部原価法による損益計算書を作成しなさい。
問2 直接原価法による損益計算書を作成しなさい。
問3 固定費調整を行い、直接原価計算による営業利益を全部原価計算による営業利益と一致させなさい。
問題4
下記の資料により各問に答えよ。
【資料】
1,売上高 100円(4,000個)
2,製造原価(1個あたり)
直接材料費 10円
直接労務費 20円
製造間接費 30円(うち、変動費10円)
3,販売費及び一般管理費
販 売 費 60,000円(うち、変動費40,000円)
一般管理費 20,000円(すべて固定費)
問 下記の問に答えよ
a、損益分岐点の売上高・販売量を求めよ
b、損益分岐点を比率を求めよ
c、安全余裕率および安全余裕額を求めよ
d、営業利益50,000円を得るための売上高を求めよ
e、営業利益30%を達成するために必要な売上高を求めよ
f、販売価格が50%高くなった場合の損益分岐点を求めよ
g、変動費が20%高くなった場合の損益分岐点の売上を求めよ
h、固定販管費が60%高くなった場合の損益売上高を求めよ
i、f・g・hを同時に満たす場合の損益分岐点の売上高をもとめよ
問題5
以下の資料の内容を変動費と固定費に分解しなさい。
注:正常操業度圏は基準操業度を40時間とする場合に80%から120%である。

今回の問題はこちらからダウンロードできます。

解答解説は以下のページからです。


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