【簿記2級】商業簿記で試験前に解くべき問題10選!!(個別問題編)

2級 商業簿記

今回は試験前に解くべき・確認すべき問題を10問チョイスしてみました。


タカ
タカ

連結以外の個別問題から出してみました。

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問題1

以下の取引について売上原価対立法により仕訳をしなさい。

(1)商品¥20,000を仕入れ、代金は掛けとした。

(2)上記の商品を¥30,000で売上げ、代金は掛けとした。

(3)決算日をむかえた。期首商品棚卸高は¥3,000、期末商品棚卸高は¥5,000であった。


解答

問題借方金額貸方金額
(1)商品20,000買掛金20,000
(2)売掛金売上原価30,00020,000売上商品30,00020,000
(3)仕訳なし


売上原価対立法
仕入時…商品の増加
売上時…売上を計上すると同時に、費用に「売上原価」を計上し、商品をマイナスする
決算時…仕訳なし


問題2

以下の取引について仕訳をしなさい。

(1)来月から開講する講座(受講期間1年)の受講料¥50,000を現金で受け取った。

(2)講座の教材作成費¥5,000を現金で支払った。全額について仕掛品で処理する。

(3)決算日をむかえ、決算日現在講座の4割が終了している。おあ、当社ではカリキュラムが終了した割合について収益を計上する方法を採用している。


解答

問題借方金額貸方金額
(1)現金50,000前受金50,000
(2)仕掛品5,000現金5,000
(3)前受金役務原価20,0002,000役務収益仕掛品20,0002,000

(1)未だサービスを行っていない代金の受取は「前受金」で処理。
(2)未だサービスを行っていない代金の支払いは「仕掛品」で処理。
(3)前受金・仕掛品はサービスを行った割合で「役務収益」・「役務原価」で処理


問題3

以下の取引について仕訳しなさい。

(1)×3年4月1日 旧車両(取得価額¥600,000、減価償却累計額¥300,000、間接法で記帳)をしたどっりに出し、新車両¥800,000を購入した。なお、旧車両の下取価額は¥250,000であり、新車両の購入価額との差額は現金で支払った。

(2)×5年7月31日 旧車両(取得価額¥500,000、期首減価償却累計額¥300,000、間接法で記帳)を下取りに出し、新車両¥700,000を購入した。旧車両の下取価額は¥200,000であり、新車両の購入価額との差額は現金で支払った。なお、この車両は定額法(償却率:年30%)で償却している。


解答

問題借方金額貸方金額
減価償却累計額
車     両
固定資産売却損
  300,000  
800,000
50,000
車     両
現     金
  600,000  
  550,000  
減価償却累計額
減 価 償 却 費
車     両
300,000
20,000
700,000
車     両
固定資産売却益
現     金
500,000
20,000
500,000

解説

(1)

①売却

(減価償却累計額)300,000(車     両)600,000
(現     金)250,000
(固定資産売却損) 50,000

②購入

(車両)800,000(現金)800,000

③相殺

(減価償却累計額)300,000(車    両)600,000
(車     両)800,000(現    金)550,000
(固定資産売却損) 50,000

※車両の額は相殺しないこと。

(2)

①売却

(減価償却累計額)300,000  (車     両)500,000
(減 価 償 却 費) 20,000※ (固定資産売却益) 20,000
(現     金)200,000

※(500,000ー300,000)×30%×4ヵ月/12ヶ月=20,000

②購入

(車両)700,000(現金)700,000

③相殺

(減価償却累計額)300,000(車     両)500,000
(減 価 償 却 費) 20,000(固定資産売却益) 20,000
(車     両)700,000(現     金)500,000


問題4

(1)当期首に火災が発生し、建物(取得価額¥1,000,000、減価償却累計額¥600,000、間接法で記帳)が焼失した。なお、この建物には火災保険¥500,000が付してあるため、保険会社に連絡した。

(2)上記(1)について保険会社より¥500,000支払う旨の連絡をうけた。

(3)本日、火災により焼失した倉庫(取得原価¥750,000、残存価額ゼロ、対応年数15年、間接法により記帳)について請求していた保険金¥100,000を支払う旨を連絡を保険会社からうけた。なお、当該建物は期首から12年前に取得したものであり、当期首に発生した火災に焼失したさい、期首時点の帳簿価額を未決算勘定に振り替えた。

問題借方金額貸方金額
減価償却累計額
火災未決算
600,000
400,000
建     物1,000,000
未  収  金500,000火災未決算
保 険 差 益
400,000
100,000
未  収  金
火 災 損 失
100,000
50,000
未  決  算150,000

解説

①保険金の額が決定するまでは固定資産の帳簿価額を「火災未決算」で処理する。

②保険金の額が決定した段階で「火災未決算」を「未収金」に振り替える

③保険金の額を超えた未決算の額は火災損失で処理。


問題5

(1)×1年4月1日に公害防止装置の機械装置8,000円を購入し、購入代金は小切手を振出て支払った。

(2)上記の公害防止用の機械装置を購入するにあたり、国庫より補助金3,000円を現金で受け取った。

(3)×2年3月31日決算を迎えるにあたって、上記の公害防止装置のについて国庫補助相当額だけ圧縮を行った。なお、公害防止装置の減価償却にあたっては定額法(対応年数25年、残存価額ゼロ)を採用している。

減価償却費:(8000-3000)÷25=200


問題6

(1)×1年4月1日 満期保有目的でB社の社債(額面20,000円)を額面100円につき96円で購入し、代金は月末に支払うとした。なお、当該社債の満期日は×5年3月31日である。

(2)×2年3月31日 決算日に伴い、B社の社債の額面金額と取得価額の差額は金利調整額と認められ、減価償却法(定額法)によって処理される。

※4

{20,000÷(20,000×0.96)}÷4=200


問題7

以下の取引について仕訳せよ

(1)当社は販売価格$2,000の商品の輸出に先立ち、×1年5月1日に手付金$500の送金を現金で行った。(当日の直物為替相場$1=100円)

(2)×1年7月1日に販売価格$2,000の商品を輸出した。(当日の直物為替相場$1=102円)なお代金のうち、$500は上記の手付金を充当し、残額は掛けとした。

(3)×1年9月1日に上記の掛けを当座預金から支払った。(当日の直物為替相場$1=105円)

※1 $500×100円/$=50,000

※2 買掛金($2000-$500)×102円/$=153,000
    前渡金 そのままの額
    仕入額 50,000+153,000=203,000

※3 当座預金 ($2000-$500)×105円/$=157,500
    為替差損益 差額


問題8

以下の取引について仕訳せよ

(1)×1年10月1日 $300の商品の為替予約を行った。予約日の為替相場は$1=93円であり、先物為替相場は$1=90円であった。なお、当該為替予約は振当処理を行う。

(2)×1年11月1日 $300の商品の輸入を掛で行った。なお、決済は×2年4月30日である。なお、仕入日の直物為替相場は$1=95であった。

(3)×2年3月31日に決算日を迎えた。

※1 為替予約を行ったのみでは「仕訳なし」

※2

※3 決算は関係ないので「仕訳なし」

ポイント
為替予約をした先物為替相場に支払額(売掛金・買掛金)を固定させる損益(仕入・売上)は取引時の為替相場で換算


問題8

以下の取引について税効果会計の仕訳をせよ。なお実効税率は40%とする

(1)当期の決算において減価償却費の損金算入限度超過額は100円であった。

(2)当期の決算において貸倒引当金の損金算入限度超過額は250円であった。

(3)当期の決算において当社が保有しているその他有価証券として保有しているA社株式を以下の【資料】にもとづき評価替えを行う。

【資料】


解答

※1  100×40%=40


※2  250×40%=100


※3 その他有価証券証券の評価替えの場合
評価益額×税率=繰延税金負債
評価損額×税率=繰延税金資産
差額はその他有価証券評価差額金


問題9

以下の取引について仕訳せよ

(1)×1年6月29日、×1年3月期決算にかかる定時株主総会においてその他利益剰余金2,000円を配当する決議を行った。

(2)上記の配当が当座預金より実行された。


解答

※1 利益準備金 2,000×1/10=200
   配当時は資本金の4分の1まで配当の10分の1の額の準備金を積み立てる。
   本問は資本金・準備金に関する記述が問題にないため考慮不要。


問題10

以下の取引について仕訳せよ

(1)×1年4月1日 株式会社A社は株式会社B社を吸収合併を行った。なおA社が取得企業と判定された。以下の【資料】にもとづきA社が行う仕訳を行いなさい。

【資料】

①合併当日のA社の諸資産は185,000円であり、B社の諸資産は104,000円であった。

②A社はB社の株主に対して合併の対価として自社の株式650株を発行した。なお、合併当日のA社の株価は1株当たり100円であり、このうち50円について資本金の増加とし、それ以外は資本準備金とした。

(2)×2年3月31日 決算においてのれんの消却をおこなう。なお、のれんについては償却期間を10年とし消却を行う


解答


※1 諸資産…時価を使う(A社の諸資産の時価を使わないように注意)
   諸負債…時価を使う(本問ではBSの数字のまま)
   資本金…650株×100円×1/2=32,500
   のれん…差額

以下の様に株式発行額を一旦(払込資産)等で受け、この(払込資産)を(資本金)(資本準備金)に振り替えるという仕訳を2段階にして考えると分かりやすい

仕訳①(諸資産)104,000(諸負債) 51,000
   (のれん)12,000  (払込資産)65,000

仕訳②(払込資産)65,000(資 本 金)32,500
             (資本準備金)32,500


連結は下記のページを復習しましょう。

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また、理論はこちらを復習してください。

【試験前の最後のチェック!】簿記2級・理論問題総チェック!!
近年は簿記2級においても理論的な問題が出題れることもあります。 理論問題のポイントは仕訳を頭の中で想像できる事が大切です。 簿記の理論問題は仕訳の内容を文章にしたものが大半です。 問題文を読んで聞かれている仕訳を想像しましょう。 仕訳と関係のない理論的な問題・理論として出題しやすそうな内容をチョイスしてみました。
タカ
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