【得点源にしよう!】有形固定資産・有価証券・未収金等

仕訳

今までは営業上の取引がメインでしたが、今回は営業外の取引について見てみましょう。


営業外の取引は今後の減価償却の基礎総合問題の得点源になります。


タカ
タカ

簿記ではスーパーなんかの商品の売買が前提ですので、土地の売買とかを営業取引とすることは想定していません。

ニャット
ニャット

問題文の内容が営業取引営業外の取引かを判断できるようにしよう。


今回のポイント
・固定資産の取得価額
・有価証券の取得価額、売却、配当
・未収金、未払金の理解
・借入金、貸付金(手形借入金、手形貸付金)の処理、違い


今回のブログを最後まで読んでいただけると総合問題の得点源を理解できます


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有形固定資産

ニューヨーク・マンハッタンのイラスト(ビル)


有形固定資産とは企業が長年(1年以上)にわたって使用する形のある具体的な資産です。


有形固定資産の種類
建物…ビル、社屋、倉庫
備品…PC、机、棚
土地…敷地
車両運搬具…営業車、トラック
構築物…門、塀


購入時


購入時には支払った金額に付随費用を含めます。この購入金額(購入代価)に付随費用を含めた金額を取得価格と呼びます。


固定資産の取得価額=購入代価+付随費用


付随費用には以下の様なものがあります。


勘定科目 付随費用
建物 登記料、仲介手数料など
土地 登記料、整地費用など
備品 取引運賃、設置料など
車両運搬具 購入手数料など
 


例 A店は建物1,000,000円を購入し小切手を振り出した。その際、登記料10,000円については現金で支払った。

      (借方) 建物1,010,000 /(貸方)当座預金 1,000,000
                                                                              現       金      10,000



ニャット
ニャット

この考え方は、仕入の時に自社負担の経費を含める考え方と同じだね。

タカ
タカ

有形固定資産の売却については後に扱いますので、ここでは取り扱いません。


有価証券

証券取引のイラスト



企業によっては資金運用として、株式や社債を購入する場合もあります。



株式等の現金に交換できる価値のある証券を有価証券といいます。



有価証券には株式、国債、社債等があります。

株券のイラスト



有価証券については保有目的によって勘定科目が変わります。



・短期的に儲ける目的→売買目的
・長期的に支配目的(子会社支配等)→投資目的



売買目的の有価証券を売買目的有価証券といいます。



タカ
タカ

3級では売買目的の有価証券しか出てきませんのでここでは売買目的の有価証券しか扱いません。



購入


有価証券についても支払った金額に付随費用を含めた額を取得価額とします。


有価証券の取得価額=購入金額+付随費用


ニャット
ニャット

有形固定資産と同じだね。

タカ
タカ

そうですね。

仕入資産の購入に関しては付随費用を含めます。


例 A社は売買目的有価証券10,000円を現金で購入し、証券会社に対する手数料1,000円を合わせて支払った。 

    (借方) 売買目的有価証券 11,000 /(貸)現金 11,000 


配当金


有価証券には配当が存在します。企業から配当金領収証が送られてくるので、銀行に持っていけば現金に変えてくれます。

また、配当金は「受取配当金」(収益)で処理します。


例 A社は保有してるB社株式の配当金1,000円を受け、当座預金で受け取った。    

(借方) 当座預金 1,000 /(貸方)受取配当金 1,000


 

売却


売買目的有価証券については日々値動きしています。購入時と売却時について差額が出ます。差額は以下の様に処理します。


取得価格より高い価格で売却した場合→取得価格との差額は有価証券売却益
取得価格より低い価格で売却した場合→取得価格との差額は有価証券売却損


例 A社は10,000円で購入したB社株式について15,000円で売却し、当座預金で受けた。

  (借方) 当座預金 15,000    / (貸方)有価証券    10,000
                         有価証券売却益      5,000 


例 A社は10,000円購入したB社株式について5,000円で売却し、当座預金で受けた。

     (借方) 当座預金        5,000   / (貸方)有価証券 10,000
                   有価証券売却損 5,000


未収金・未払金

指切りのイラスト(ビジネス)


未収金・未払金とは営業活動以外の取引に使われるものです。


具体的には、土地、有形固定資産の売買、有価証券の売買等に係るものです。


営業活動以外の取引で後に受け取る金額→未収金(受けとれる権利資産
営業活動以外の取引で後に支払う金額 →未払金(支払う義務負債


例 A社は土地10,000円を売却し、代金は未収金として処理した。

               (借方) 未収金 10,000 /(貸方)土地 10,000


例 A社は車両10,000円を購入し、代金は未払金とした。

                    (借方) 車両 10,000 /(貸方)未払金 10,000


タカ
タカ

営業取引の場合に使用する科目は覚えていますか?

ニャット
ニャット

もちろん売掛金、買掛金だよね


貸付金・借入金

会社に融資する銀行のイラスト


資金に余裕があった場合に貸し付けたり、資金不足で借り入れた場合の仕訳を見てみましょう。


貸し付けた場合貸付金(返済を受け取れる権利を有するため資産
借り入れた場合借入金(返済する義務を負うため負債


例 A社はB社に対して現金10万円貸し付けた。

(借方) 貸付金 100,000 /(貸方)現 金 100,000


例 B社はA社に対して10万円現金にて返済した。

(借方) 現 金 100,000 /(貸方)貸付金 100,000


例 A社は銀行から現金10,000円借り入れた。

(借方) 現金 100,000 /(貸方)借入金 100,000


例 A社は銀行に対して100,000円を返済し、利息とともに当座預金から支払った。なお、利息は年利1%で借入期間は9か月である。

      (借方)借 入 金 100,000   /(貸方)当座預金 100,750
          支払利息  750※

※利息の計算方法 100,000×1%×9ヵ月/12ヵ月=750


手形貸付金・手形借入金

銀行のイラスト(お金)


借入、貸付については通常借用書を用いますが、代わりに約束手形を用いることが可能です。


手形貸付金資産(手形による貸付金→資産
手形借入金負債(手形による借入金→負債


例 A社はB社に現金100,000円貸付、約束手形を受け取った。

     (借方) 手形貸付金 100,000 /(貸方)現金 100,000


例 A社はB社から現金50,000円を借入、約束手形を振り出した。

       (借方) 現金 50,000 /(貸方)手形借入金 50,000

まとめ

有形固定資産

固定資産の取得価額=購入代価+付随費用

有価証券

有価証券の取得価額=購入金額+付随費用
配当金は「受取配当金」(収益)で処理
取得価格より高い価格で売却した場合→取得価格との差額は有価証券売却益
取得価格より低い価格で売却した場合→取得価格との差額は有価証券売却損

未収金、未払金

営業活動以外の取引で後に受け取る金額→未収金(受けとれる権利資産
営業活動以外の取引で後に支払う金額 →未払金(支払う義務負債

貸付金、借入金

貸し付けた場合貸付金(返済を受け取れる権利を有するため資産)
借り入れた場合借入金(返済する義務を負うため負債)

手形貸付金、手形借入金

手形貸付金資産(手形による貸付金→資産
手形借入金負債(手形による借入金→負債

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