【あなたは解けましたか?】概念フレームワーク問題厳選20問!(解答編)

問題

前回は概念フレームワークに関する確認問題を出題しました。


【概念フレーム対策はこれ!】概念フレームワーク問題厳選20問!
これまでで概念フレームワークの内容については一通り解説しました。そこで、今回は概念フレームワークに関する問題を20問作ってみました。基本的なないようから多少応用的な問題まで、バランスよくそろえたつもりです。...



ニャット
ニャット

まだ、読んでいない方は前回を読んでくださいね。


タカ
タカ

皆様は前回の問題を解けましたでしょうか?


今回は問題の解答とそのポイントを解説しました。


また、問題ごとに難易度を付けました。


効率のいい復習に役立ててください。


難易度の解説
難易度A:語句や定義の内容を書ける必要がある
難易度B:内容の正誤の判断ができる
難易度C:応用的な内容


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第1問(難易度B)


財務報告の目的について空欄を埋めよ。

概念フレームワークでは、財務報告の目的は投資家による( ① )と( ② )に役立つような企業の財務状況の開示にある


正解

①企業成果の予測
②企業価値の評価


ポイント

①と②を行う主体は「投資家」であること。


第2問 (難易度B)


以下の空欄に関して適切な選択肢を選べ


概念フレームワークは( ① )で将来を予測し投資の判断をする人々のために、( ② )と( ③ )を測定して開示することである。 


1,①投資家の責任、②企業の投資のポジション

2,①自己の責任、③ポジションの大きさ

3,②企業の投資のポジション、③その成果

4,①投資家の責任、③ポジションの大きさ


正解 1


ポイント

第2問は第1問の内容を具体的に述べたものである。


第3問 (難易度A)


概念フレームワークの質的特性の中で、意思決定有用性が会計情報に求められる最も基本的な特性とされている。その理由として適切な選択を以下の選択肢から選べ


1,財務報告目的を達成するためには、会計情報は、投資家が企業の不確実な成果を予測するのに有用であることが期待されるため。 

2,ある個別の会計基準が会計基準全体を支える基本的な考えたかと矛盾しないことが期待されるため。

3,一部の関係者の利害だけに偏重することのない財務報告を期待されているため。

4,測定者の主観には左右されない事実に基づく財務報告を期待しているため。


正解 


ポイント
2は内的整合性の説明
3は中立性の説明
4は検証可能性の説明


第4問 (難易度A)


意思決定との関連性の下位概念の名称を答えよ


正解

・情報価値の存在
・情報ニーズの存在


ポイント

情報価値の存在…会計情報が情報として価値を有しているか

情報ニーズの存在…新たな基準については会計情報としての価値は未知数だが、情報ニーズの存在が会計情報としての価値を期待させる


第5問 (難易度A)


信頼性性の下位概念の名称を答えよ


正解

・中立性
・検証可能性
・表現の中立性


ポイント

中立性…一部の関係者のみ利害だけに偏重することのない財務報告のこと
・検証可能性…測定者の主観に左右されない事実に基づく財務報告
・表現の中立性…事実と会計上の項目に明確な関係性があること


第6問 (難易度A)


比較可能性の内容として適切でないものはどれか?


①同一の企業の会計情報を時系列で比較できる会計情報

②企業間を時系列に比較できる会計情報 

③同一の事実には同一の会計処理

④異なる事実には異なる会計処理


正解 2


ポイント

②企業間を時系列に比較できる会計情報⇒企業間を同一時点で比較できる会計情報


第7問 (難易度A)


下記の内容について適切か不適切かを判断しなさい。


「測定に主観が入る見積の情報の場合、経営者の判断を知ることができ、その結果、将来の成果をよりよく予測できるため、意思決定との関連性と信頼性はシナジー効果を有していると考えられる」


正解 不適切


ポイント

意思決定との関連性と信頼性はトレードオフの関係が見られる。


問題8 (難易度A)


概念フレームに置ける資産の定義を示せ。


正解

資産とは過去の取引の事象の結果として、報告主体が支配している経済的資源をいう。


問題9 (難易度A)


概念フレームに置ける負債の定義を示せ。


正解

負債とは過去の取引または事象の結果として報告主体が支配している経済的資源を放棄もしくは引き渡す義務またはその同等物をいう。


ポイント

問題8,9はしっかり、丸暗記しましょう。


問題10 (難易度C)


自己創設のれんについて正しい選択肢を選べ


①自己創設のれんは資産としての定義を満たす。 

②自己創設のれんは資産として計上される。

③自己創設のれんは取得原価の一部である。

④自己創設のれんは財務報告の目的に適合する。


正解 1


ポイント

自己創設は資産としての定義は満たす。しかし、自己創設のれんは企業にとって取得原価を超える利用価値である以上、経営者による企業価値の自己評価であるため、財務報告の目的に反する。よって資産として計上されない。


チェックポイント

①自己創設のれんは資産としての定義は満たす

②自己創設のれんは資産として計上はされない。⇒自己創設のれんは取得原価を超える利用価値⇒経営者の企業の自己評価であるため財務報告の目的に反する


問題11 (難易度B)


製品保証引当金・修繕引当金について「概念フレームワーク」に照らして考えたとき正しくない選択肢を選べ


①製品保証引当金については負債の定義を満たす

②製品保証引当金は商品に対する保証というサービスを付した販売を過去に行った結果、保証しなければならない義務を負うことになる。

③修繕引当金は企業の意思で支払いを回避できる

④修繕引当金は負債の定義を満たす 


正解 4


ポイント

修繕引当金は、企業の意思で支払いを回避できるため、負債としての定義を満たさない。


問題12 (難易度B)


包括利益と純資産の関係性を適切に表す選択肢を選べ


①包括利益-投資のリスクから解放されていない部分+リサイクリングの部分-被支配株主に帰属する純利益=純利益 

②包括利益-投資のリスクから解放されていない部分-リサイクリングの部分+被支配株主に帰属する純利益=純利益

③包括利益+投資のリスクから解放されていない部分+リサイクリングの部分+被支配株主に帰属する純利益=純利益

④包括利益-投資のリスクから解放されていない部分-リサイクリングの部分-被支配株主に帰属する純利益=純利益


正解 1


ポイント

純資産と純利益の関係性はしっかり理解しましょう。


問題13 (難易度A)


財務構成要素の定義を従属した各項目の認識の契機は「①」と「いったん認識した資産負債に生じた価値の変動」をあげている。①に当てはまる選択肢を選べ。


正解

①基礎となる契約の少なくとも一方の履行


ポイント

誤解を招く情報が生み出されないようにするための条件である。


問題14 (難易度A)


各項目の認識の制約条件として、認識の契機に加え、(①)を求めている。①の内容として適切な選択肢を選べ。

1,確実性

2,蓋然性

3,合理性

4,信頼性


正解 、蓋然性


ポイント

蓋然性は一定程度の派生の可能性をいう。


問題15 (難易度A)


取得原価として正しい内容をえらべ


①取得原価は資産の取得に際に支払われた現金の金額をいい、現金同等物は含まない。

②取得原価は資産の取得のために犠牲にされたサービスの公正な金額を含む。

③取得原価によって資産を測定する場合、投資を清算することが前提とされる。

④未償却原価の測定値は、資産の価値の測定値としての重要な意味を持つ。


正解 2


ポイント

①…取得原価は資産の取得に際に支払われた現金の金額もしくは現金同等物の額をいう

③…取得原価によって資産を測定する場合、投資を継続することが前提とされる。

④…未償却原価の測定値は、資産の価値の測定値としてよりも資産の利用に伴う費用を測定するうえで重要な意味を持つ。


問題16 (難易度B)


利用価値について正しくない内容を選べ


①利用価値は資産の利用から得られる将来キャッシュフローを測定時点で見積もり、その期待キャッシュフローをその時点における割引率で割り引いた測定値をいう。

②取得原価は報告主体の主観的な期待価値であり、無形ののれん価値を含む。

③将来に関する期待が変化しなければ、利用価値の変動額は投資に関する正常なリターンの額に等しくなる。

④財務報告の目的に照らすと、利用価値は資産の測定値として積極的に使用される。


 

正解 4


④財務報告は事実を開示するという財務報告の目的に照らすと、報告主体の主観的な期待価値である利用価値による測定が意味を持つ状況は、主観的な見積を見積りを事実の代理とするしかない例外的な状況に限られる


問題17 (難易度B)


割引価値の内容について空欄に当てはまる適切な語句の組み合わせを選べを埋めよ


①割引価値のキャッシュフローは資産の利用から得られる将来キャッシュフローを( ① )の時点で見積もる
②割引価値の割引率は( ② )における割引率を用いる
③割引価値は資産から得られる将来キャッシュフローについて、( ③ )のみを反映させた額を表す
④割引価値の変動額の意味は当初用いた割引率に見合う利息収益の要素と( ④ )の2つに分けられる。


1,①取得時点 ②測定時点

2,②取得時点 ③回収可能性の変化 

3,③信用変化 ④期待キャッシュフローが変化したことに伴う損益の要素

4,④期待キャッシュフローが変化したことに伴う損益の要素 ①取得時点


正解 2


ポイント

①割引価値のキャッシュフローは資産の利用から得られる将来キャッシュフローを(測定時点)の時点で見積もる

②割引価値の割引率は(取得時典)における割引率を用いる

③割引価値は資産から得られる将来キャッシュフローについて、( 回収可能性の変化 )のみを反映させた額を表す

④割引価値の変動額の意味は当初用いた割引率に見合う利息収益の要素と( 期待キャッシュフローが変化したことに伴う損益の要素 )の2つに分けられる


問題18 (難易度A)


投資のリスクからの解放について空欄に正しい語句を記入せよ。


投資のリスクからの解放とは投資にあたり(  )をいう。


正解

事前に期待された成果が事実に転化したこと


ポイント

投資家が求めているのは、投資にあたって期待された成果に対して、どれだけ実際の成果が得られたのかについての情報である。


問題19 (難易度B)


以下の取引とリスクからの解放時点で正しい組み合わせを選べ


①通常の商品販売ー代金回収時点

②長期請負工事ー契約時点

③売買目的有価証券ー時価の変動時 

④そのた有価証券ー時価の変動時


正解


ポイント

①通常の商品販売には買手を見つけ出し、キャッシュを得られるかと点に投資のリスクが存在する。よって販売時点で投資のリスクから解放されると考えられる

②長期請負工事は工事を完成させられるかどうかという点について、リスクが存在する。よって、工事の進捗度が進んだ時点で投資のリスクから解放されたと考えられる

③売買目的有価証券には売却に事業遂行上の制約は存在しないため、時価の変動時点でリスクから解放されたろ考えられる

④その他の有価証券は保有目的は様々であるため、売却には事業遂行上の制約がある。よって、売却時点で投資のリスクから解放されたと考えられる。


問題20 (難易度A)


下記の図の中で①~④のなかで正しい語句を記入せよ


正解

①意思決定有用性
②意思決定との関連性
③内的整合性
④直接判断


ポイント

この図はしっかり理解しましょう。


タカ
タカ

今回の解答はこちらからダウンロードできます。
また、概念フレームワークの原文はしっかり確認しましょう。


ニャット
ニャット

復習は以下のページからできます。

わかりにくいぞ!概念フレームワークを世界イチわかりやすく解説します!!【第1章 財務報告の目的】
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