【直接法は簡単です!】誰でも得意になれるキャッシュフロー計算書の直接法のテクニック紹介します!

1級 商業簿記

前回はキャッシュフロー計算書の間接法について解説しました。


【キャッシュは増えるの?減るの?】きっちり理屈で抑えましょう!キャッシュ・フロー計算書・間接法
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今回は直接法について解説します。


キャッシュフロー計算書の直接法を自身を持って解ける方というのは意外と少ないのではないでしょうか?



タカ
タカ

私もはじめて触れたときは意味がわからず、なんとか間接法が理解できる程度でした。



しかし、いったん理解できると直接法の方がミスが少なく便利です。



タカ
タカ

そこで今回は、直接法の仕組みから実践的なテクニックを紹介します。



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直接法による営業キャッシュフローの構造

鍋から直接ラーメンを食べる人のイラスト


ここではキャッシュフロー計算書の直接法の構造について解説します。


直接法による営業キャッシュフローの計算書の基本的特徴
営業キャッシュフローを「営業収入」・「仕入支出」・「人件費支出」・「その他の営業支出」の科目を総額表示する


ニャット
ニャット

それぞれを直接計算するの?
難しそう…


タカ
タカ

そうです。
しかし慣れてくれば、いろいろと便利なのが直接法です。


それぞれの項目の記入内容は以下の通りです。

直接法の各項目の内容
直接法の各項目の内容


そして、直接法にキャッシュフロー計算書は以下のように表示されます。


直接法の表示方法


直接法による営業によるキャッシュフローの算定方法

手筒花火のイラスト


営業活動によるキャッシュフローは以下の方法で計算します。


  • 損益計算書における営業活動によるキャッシュフロー関連損益を集計する。
  • 差額貸借対照表上の営業活動によるキャッシュフロー関連資産・負債を集計する。


ニャット
ニャット

PLとBSの営業活動に関連する項目を集計する感じだね。


タカ
タカ

営業活動に関連する項目をまとめると以下のようになります。


営業活動に関する項目
営業活動に関する項目



ニャット
ニャット

言われれば、まあわかる感じだね。


例 題以下の【資料】に基づき直接法によりキャッシュ・フロー計算書を作成しなさい。
※ 当期において剰余金の分配は行われていない。




解答

解答


解説

各項目の算定

各項目の解説


ニャット
ニャット

何が何だかわかりにくいね。


タカ
タカ

ここは確かにややこしい部分ですね。
そんなあなたにおすすめのテクニックを紹介します。


直接法による営業によるキャッシュフローの解答テクニック

宇宙望遠鏡のイラスト



上の問題をテクニックで解くと以下のようになります。

直接法の解法


タカ
タカ

上記のように仕訳のようにして解くことが分かりやすいと思います。
それでは、細かく見ていきましょう。


各項目の計算方法を下記のステップで計算しましょう。


  • ステップ1…各項目に関する内容を選択する。
  • ステップ2BS科目は差額を、PL科目はそのままの額を記入
    (ポイント:記入する際は貸借を変えずに記入すると分かりやすい。BS項目の増加は+、減少は△と書くとわかりやすい。)
  • ステップ3…キャッシュフローを差額で計算
    (借方残高:キャッシュインフロー、貸方残高:キャッシュアウトフロー)



営業収入の場合は下記のようになります。


※記入する際は貸借を変えずに記入する。



ニャット
ニャット

なるほど、これなら分かりやすいね。



タカ
タカ

直接法は苦手な方もいらっしゃると思いますが、この方法をマスターできれば直接法は間接法より簡単に解けます。②仕入支出・③人件費支出・④その他の営業費支出についても同様に計算してください。





では、以下の実践的な問題で確認しましょう。


例 題以下の資料に基づき「営業活動によるキャッシュフロー」として正しい額を計算せよ。ただし、受取利息・支払利息は「営業活動によるキャッシュフロー」に記載するとし、支払配当金は「財務活動によるキャッシュフロー」に記載せよ。
平成27年公認会計士短答式試験改題

【資料】
1,投資有価証券7,000円の売却を期中に行い、売却代金は現金で受け取った。
2,備品3,000円を期中に手元資金で購入した。
3,✕1年度注の配当支払い額は2,000円であった。
4,税効果会計は考慮しない。


解答


5,940円


解説


タカ
タカ

間接法ではプラス・マイナスを間違ってしまう可能性や集計漏れの可能性が高いので、個人的には直接法で解くことをお勧めします。

よって、218,000-170,400-35,800-5,860=5,940


(参照)間接法

減価償却費:△4,180-△2,500=1,680

利息・受取配当金の受取額:PLの受取配当額

利息の支払額:PLの支払利息870+期首の未払利息350-期末の未払利息310=910

法人税支払額:PLの支払額6,950+期首の未払法人税2,500-期末の未払法人税3,430=6,020


タカ
タカ

この問題ですと、減価償却は簡単に求められますが、問題によってはそもそも計算できなかったりします。その場合は、直接法で解けるようにしとけば便利ですね。


ニャット
ニャット

問題と解答はこちらからダウンロードできますよ。
復習したい方はどうぞ

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