今回の問題は純資産です。
純資産は暗記の色合いの強い問題です。
暗記ができていない場合はインプットし直しましょう。

インプットをし直すことで点数に直結する内容です。
ただ、複雑な内容も含まれているので、「分配可能額」については苦手な方は切り捨てることを考慮に入れても問題ないと思います。
問題1

当社の当期(✕6年1月1日~✕6年12月31日)に関する下記の資料に基づき解答用紙の決算整理後残高および株主資本等変動計算書(一部)を作成しなさい。
【資料】
1、決算整理前残高試算表(単位:千円)
2,自己株式に関する決算整理事項
(1)募集株式の発行手続きにより、保有する自己株式30,000株を売却することになった。✕6年12月20日までに35,000株の申込みがあり、証拠金はすべて仮受金としている。なお、自己株式の売却条件は以下のとおりである。
申込期日:✕6年12月20日
払込期日:✕6年12月28日
売却価額:1株1,500円
(2)申込み期日が経過したため割当を行い、割当にもれたものについては別段預金から証拠金を返金したが、未処理である。なお、銀行より期日末までに払込金額の当座預金口座への振り込みが終了したとの連絡があった。
(3)払込期日が経過したため自己株式を申込者に引き渡したが、未処理である。
(4)当社が保有する自己株式の状況は以下のとおりである。
解答用紙
問題2

以下の資料に基づいて当期末(✕2年3月31日)のBSに計上される株式交付費とその他資本剰余金の合計額を求めよ。なお、円未満の端数が生じる場合は四捨五入すること。
【資料】
1,前期末(✕1年3月31日)のBSには、株式交付費とその他資本剰余金は計上されていない。また、前期における自己株式の帳簿価額は6,000円(300株)であった。
2,✕1年7月1日に自己株式200株を4,200円で取得した。その際に手数料240円を支払った。
3,✕1年10月1日に自己株式100株を2,300円で処分した。その際に手数料120円を支払っている。
4,✕2年1月10日に1:1.2の割合で株式分割した。その際に手数料300円を支払っている。
5,自己株式の払出価額の算定は移動平均法による
6,繰延資産は規定の最長期間により定額償却を行う。
問題3

当社(決算は年1回、決算日は3月31日)に関する以下の資料に基づき、✕7年6月30日において計算される会社法上の分配可能額について計算しなさい。
【資料】
1,✕7年3月31日現在のBSは以下の通りである。
2,BSの諸資産の中にはのれん6,000円と繰延資産800円が含まれている。

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